(このページをご覧の方からメールでご質問がございましたので、下記回答を追記します。2006.09.29) ①事例052記載のフェライト鉄心(フェライトコア)の高周波トランスの鉄損と銅損について
30kHZの高周波に対応可能な電力計は弊社にありませんので、 完成時に損失の測定をしていません。 この事例はお客様の要求の仕様で製作したため、 仕様通りに製作して外観検査と基本的電気検査のみでいい製品でした。 したがって、銅損・鉄損の数値は不明です。
②表皮効果について 表皮効果は、銅損・鉄損の両方に表れます。
鉄損の場合 珪素鋼帯の厚さを薄く薄いもので、0.1mm程度)するのは、表皮効果を押える為 kHZ単位の周波数になると珪素鋼板では、対応しにくくなり、アモルファス鉄心 等が用いられます。 10kHz単位の周波数になるとフェライト鉄心が用いられます。
銅損の場合 銅損の表皮効果を押えるため、線のサイズを小さくします。そのため高周波用では 細い線を多数並列に使用します。 一般に電流密度が高いと熱などのロスが発生します。
電流密度を下げるためには導体を太くする必要がありますが、単純に太い線を 使用すると表皮効果が大きくなるので、細い線を多数並列に使用します。
薄い平角銅線を使用するのとリッツ線を使用するのとでは、リッツ線(細い丸線の束線)を 使用する方が隙間が多い為、トランスが大きくなります。
以上の制約によりトランスの大きさが決まります。
治部電機株式会社 (じぶでんき・かぶしきがいしゃ) 〒532-0033 大阪市淀川区新高5-16-17
E-mail : info@jibu.co.jp