


【カテゴリー一覧】
・乾式トランス
・油入りトランス
・水冷式
・ダウン(降圧)トランス
・アップ(昇圧)トランス
・絶縁トランス
・単巻(オート)トランス
・スコットトランス
・逆Vトランス
・リーケージトランス
・モールドトランス
・試験用トランス
・計器用トランス
・灯動共用トランス
・WBトランス
・医療機器用トランス
・通信機器用トランス
・溶接機用トランス
・柱上トランス
・大電流(500A以上)トランス
・高周波トランス
・サージ防護用・耐雷トランス
・太陽光発電用トランス
・制御用トランス
・単相三線式
・リアクトル
・水冷式
・ケース入り
・キャスター付き
・各種コイル
・着磁・脱磁・消磁コイル
・防湿・防水・防滴
・修理・改造
Q&A 015 50Hz仕様のトランスを周波数可変で使用できますか?
ご質問
コロナ放電を利用した装置の制御のため、付属変圧器の1次入力周波数をインバーターで50~200Hzの可変とし、2次電圧をコントロールしようと考えています。 50Hz仕様で製作した変圧器を、上記の周波数範囲で使用できるでしょうか? また、使えるとしたらどのような点を注意すべきでしょうか?
電圧は概ね周波数に比例して増減するように理解しています。
従って50Hz製品に200Hz前後の電圧を加えるのは危険なような気がし、
中間の130Hz位で設計すべきと思いますが如何でしょうか?
2次電圧:約6500前後~最高9500V
一次電圧条件が同じならば、50Hz設計のトランスは無負荷特性に関しては特に問題は生じません
回答
一次電圧条件が同じならば、50Hz設計のトランスは無負荷特性に関しては特に問題は生じません。但し周波数が変化した時の問題点などについて
無負荷特性・負荷特性の面より記載します。
無負荷特性
1-1励磁電流、鉄損関係に関して
一次電圧条件が同じならば、50Hz設計のトランスは無負荷特性に関しては
特に問題は生じません。
但し、インバータ電源という条件により磁束密度を下げるなどの設計配慮を
要し、普通の50Hzトランスでは問題を生じる可能性があります。
一般論として、同じ磁束密度では、周波数増加により、励磁電流や鉄損は
増加しますが、同じ一次電圧ならば、50Hzから200Hzにおいて、
磁束密度は50/200=0.25くらいに低下しますので、励磁電流や鉄損は、
むしろ減少します。
1-2 過電圧条件
記載の仕様によりますと、二次電圧が、約6500前後~最高9500Vの範囲で
一次側にタップがありませんので、大きな過電圧条件が課されることに
なります。6500Vを定格二次電圧とすれば9500/6500=1.46倍の
過電圧条件となります。これは極めて過酷な条件です。
但し、周波数増加の時 二次電圧が増加するという関係があるのならば、
その周波数、二次電圧の変化条件によっては、
上記の過電圧条件は緩和又は解消されます。
負荷特性
2-1インピーダンス電圧、電圧変動率、銅損に関して
50Hzから200Hzにおいてインピ ーダンス電圧は4倍になります。
電圧変動率、銅損も増加します。場合によっては、高周波領域において
電圧低下により使用上の問題をきたすことも考えられます。
そういった問題が生じるかどうかは、トランスのテストデータと貴社の
機器の仕様により判断できると思われます。
基本となる周波数について
3-1基本となる周波数
中間の130Hzで設計しても仕様により条件が異なりますので、
それがいいか悪いかの判断はできません。
周波数はユーザーで設定していただかねばなりません。
一般的には基本となる周波数は50Hzまたは60Hzです。
記載されている50Hzから200Hzは特殊周波数条件となります。
同じカテゴリの事例一覧: |
|
