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Q&A 071 逆V結線トランスの受電端の電圧降下
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■ 治部電機の回答
送電端は、相電圧ER、ES、ET、絶対値E0の平衡3相一定、電路を経て
受電端に逆Vトランスが接続されています。(E0と後述のE1?E3は絶対値)
逆Vトランスの一次電流比は1:2:1の不平衡電流なので、本来は、対称座標法
により計算すべきですが、ここでは対称座標法によらずに、ごく単純化して解説を
いたします。
2倍電流はS相として、電路、負荷は抵抗分のみとし、トランスのインピーダン
スは無視します。送電端を基準に述べます。
電路S相の、電路に沿った電圧降下を2dとすれば、R,T相の電圧降下はd
S相は電圧・電流同相。R相電流はR相電圧より60度進み、T相電流はR相電圧
より60度遅れとなります。
(注 以下、Aの二乗は、A^2と表記します。)
受電端の相電圧 R、S、T相の相電圧を、それぞれE'R、E'S、E'Tとします。
E'R=√(E0^2+d^2-E0d)・・・・E1
E'S=E0-2d ・・・・E2
E'T=E1
送電端・受電端間の相電圧の位相差
R相・・・遅れα
S相・・・位相差なし
T相・・・進みα α=cos^-1(E0^2+E1^2‐d^2)/2E0E1
受電端の線間電圧
RS間、ST間、TR間の線間電圧をそれぞれ
E'RS、E'ST、E'TRとすると
E'RS=√(E1^2+E2^2‐2E1E2cosβ)・・・・E3
E'ST=E3
E'TR=E3√(2-2cos2γ)
β=120度-α
γ=cos^-1(E2^2+E3^2‐E1^2)/2E2E3
受電端の線間電圧E'TRは下記の式でも求められます。
E'TR=E2√(2-2cos2β)=E2√(2+cos2α+√3sin2α)
上記ベクトル図をご参照下さい。
R、S、Tは送電端、
R'S'T'は負荷電流が流れた時の受電端のベクトル端子
OAはS相電流、
OBはR相、T相の電流。
電流OAにより、S相に電圧降下2d
電流OBにより、R相、T相に電圧降下d
を生じます。
以上
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