MENU

TEL:06-6417-2441

カタログ・技術資料

ECOLOGY省エネ・エコ

 >  省エネ・エコ

アモルファス変圧器とは

アモルファス変圧器とは

鉄心にアモルファス合金を使用した変圧器の通称です。通電中の変圧器は負荷をかけない状態でもエネルギーを消費し続けています。これを待機ロス(無負荷損失)といいます。
無負荷損失が少なく、オフィスや工場の節電・省エネに優れた効果を発揮することができるのが、アモルファス変圧器です。アモルファス変圧器を使用すると、この無負荷損失を1/3~1/6まで抑えることができます。そのため、消費電力効力を高め、地球環境保全に貢献することもできます。

治部電機の
アモルファス変圧器

弊社では多種少量が求められる産業設備機器用アモルファス変圧器を、お客様のご希望の仕様で、完全オーダーメイドでお作りすることが可能です。
特殊変圧器の専門メーカーである治部電機株式会社はお客様のご要望にお応えして、環境にやさしく、且つ経済性を追求した乾式アモルファス変圧器(JA)シリーズをシリーズ化しました。また治部電機のアモルファス変圧器は、すべて2014年のトップランナー基準をクリアしておりますので、最適な省エネ特性を備えております。

アモルファスの構造

アモルファス鉄心は素材にアモルファス合金を用いたものです。アモルファス合金は、鉄や珪素、その他のレアメタルなどを原材料に、溶融状態から急速に冷却することで作られる非結晶の固体です。原子の配列は規則性がないランダム構造で、鉄心に磁束が通る際の エネルギー損失(ヒステリシス損)が少なく、また板厚は約25ミクロンと珪素鋼鈑に比べて1/10のため、渦電流も低減されます。
アモルファス鉄心の無負荷損失が小さい理由は、非結晶で磁区の回転単位が小さく、磁化反転が容易になるためヒステリシス損が小さくなること、素材厚さが珪素鋼板と比較して約1/10のため渦電流が小さくなること、電気抵抗が珪素鋼板に比較して約3倍のため渦電流が小さくなるからです。

アモルファスの構造